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リスクアセスメントとは

リスクアセスメントについて、4回シリーズでわかりやすく説明します。

第4回 安全衛生教育で仲間を守ろう

先輩B	ところで、災害が起こる前に、こうやってリスクを見積もって措置を講ずることが重要だよね。
新人A	そうですね、ケガをしてからでは、遅いです。  先輩B	本当にそうなんだ、「ケガをしてからでは遅い」んだよ。でもね、実際、災害が発生したその原因を分析すると、「知らなかった」「できなかった」「やらなかった」「勘違いしていた」の4つに分かれるんだ。
新人A	へぇ~、そうなんですか。だったら、その4つの原因をなくすために、「知らなかった」ということの無いように、勉強しなくちゃいけませんね。  先輩B	そういうこと。例えば、「知らなかった」という原因に対しては、正しい作業の方法などを知ってもらうために「知識教育」が必要だよね。それから、「できなかった」という原因に対しては、できるようにするためにその人の技術を向上させる「技能教育」、「やらなかった」という原因に対しては職場規律や安全規律を身につけてもらうために「態度教育」が必要となるんだ。「勘違いしていた」という原因は、繰り返し教育をすることで、ミスを減らすことができるよね。  新人A	「態度教育」って、なんだか怖そうな響きですね。でも、安全に作業をしようという意識を持つことって重要なことですから、それが守られるように教育は必要だと思います。
先輩B	こうした教育がどうして必要なのか、わかってくれて嬉しいな。
「知らなかったことを知る」「できなかったことをできるようにする」「ルールを守る」「正しく作業を行えるようにする」、こういったことで自分を含め仲間も守ることができるんだ。だから、「なんで、今さら教育を受けなくちゃいけないの?」といった態度ではなく、「安心安全な現場のために必要な時間」という気持ちで臨んで欲しいよ。  新人A	わかりました。ん?ということは、ちゃんと理解したテストが必要なんでしょうか。
先輩B	その通り。例えば、「正しい作業方法でできるようになったか」を確認するには、実際に作業をやってもらい、その手順を見せてもらうのが一番だし、それから、「知るべきことを知っているか」を確認するには、ペーパーテストで理解度を計ることができるよね。教育の効果があったかどうか、それを評価することは重要なんだ。  新人A	よくわかりました。それと同時に、なんだか身が引き締まる思いです。
これからも指導をお願いします。
先輩B	こちらこそ、一緒に労災ゼロを目指して頑張ろうぜ。 

【第4回 安全衛生教育で仲間を守ろう】はいかがでしたか?

みなさんの事業場でも、リスクアセスメントを始めてみましょう!

 

(第4回)